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アルカリ性タイプ

ゴワゴワ肌はアルカリ性で柔らかく!!肌荒れの季節にもおススメ。

人間の体はアルカリ性を保つようできており、余分な酸は汗や尿として体外に排出されます。
汗腺がある皮膚が弱酸性なのはそのためです。
アルカリ性タイプの化粧水
皮膚の表面を形づくるタンパク質はアルカリで軟化する性質がありますので、角質がたまり固くなった肌を柔らかくするには、アルカリ性タイプを使うのもおススメです。アルカリ性温泉が「美肌の湯」として多くの女性に喜ばれているのも、肌がしっとりと滑らかになる効果があるから。

アルカリ化粧水には角質軟化作用に加え、皮膚の新陳代謝を助け、乾燥を防いで肌に潤いを与える効果もあります。角質がたまって固くゴワゴワになったトラブル肌や、肌の荒れやすい秋~冬にかけてはアルカリ性タイプの化粧水がおススメ。クレンジング後のふき取り化粧水としても活用するとよいでしょう。

植物性タイプ

自然の香りとやさしい使い心地も魅力。

植物性タイプの化粧水
アロエ、ヘチマ、ヨモギ、ユズやハーブなど、肌に良いとされる植物のエキスを配合した化粧水も近頃人気。

中には化学薬品、人工香料、動物性成分などを使わず、契約農場で栽培されたオーガニック植物を原料に作られている商品もあり、自然の力で肌の健康を保つこだわりが凝縮されています。

これらは古くから国内外で庶民的な伝承植物としてスキンケアに使われてきた植物の特性を生かしたもの。自然素材の香りも含め、肌だけでなく心も癒してくれると愛用している方も多いようです。

自然のものなので肌なじみが良いという特徴はありますが、植物は人によってアレルギーを起こす可能性もあり、使いはじめには注意が必要です。まず少量を腕の内側などに塗って反応を見るパッチテストを行なった後、問題がなければ顔につけるようにしましょう。

化粧水をつけた後は

スキンケアのきほんは水分→油分。潤いを閉じ込めるケアも重要。

スキンケアの基本は、肌の水分と油分のバランスを正常に保つこと。水分を十分に与えた後、自分の皮脂が足りないようなら油分を与えて潤いが逃げないよう蓋をすることが必要です。

そのため、化粧品も基本的には水分→油分が多いものへと使っていくのが鉄則。化粧水の後は美容液→乳液→クリームといった順番で使えば、水分や有効成分が肌によく浸透して効果が十分に現れます。「乳液はベタベタするから嫌」「基礎化粧品は化粧水と乳液しか持っていない」という方もいらっしゃるでしょうが、それぞれの化粧品には肌を健康に保つための役割があり、正しく使うことでメイクののりや見た目も変わってきます。
お肌の状況に合わせて取捨選択する
お肌の状況に合わせて取捨選択する肌タイプはもちろん、季節や職場環境といった周囲の状況、肌のお悩みに合わせ、スキンケアを正しく取捨選択 (しゅしゃせんたく)することも重要です。

正しいお手入れポイント

目安は500円硬貨ぐらい。ケチらずたっぷり!!が原則。

化粧水でのケアは(1)肌に合う化粧水を選び、(2)洗顔後なるべく早く、(3)たっぷりコットンにとってやさしく、が原則。特にパッティングの方法を間違っていると、他の項目を満たしていても肌トラブルが起こる危険性が高くなるので、正しいパッティング法を意識しましょう。

コットンの持ち方

コットンの持ち方
コットンを中指と薬指の上に乗せ、人差し指と小指で挟みます。指が透けて見えるぐらいたっぷりと化粧水を含ませたものを、左右両方の手に持てば準備完了です。

パッティングの仕方

ステップ1
ステップ1/毛穴の流れに沿って毛穴の流れに沿ってパッティングは毛穴の流れに沿って下から上へ、が基本。あごからはじめ、毛穴に化粧水を入れるイメージで下から上へ押しこみながらコットンを移動させます。
ステップ2
ステップ2/頬のたるみを持ち上げるように頬のたるみを持ち上げるように次は頬。
ほうれい線や頬のたるみを持ち上げるように、やさしく下から上へパッティングします。フェイスラインも忘れずにケアしましょう。
ステップ3
ステップ3/額はなで抑えるようにステップ3/額はなで抑えるように額は眉毛から髪の生え際まで、なで押さえるようにパッティング。化粧水が足りないと感じたらこまめに補給することも大切です。
ステップ4
ステップ4/鼻周りは外から中、下から上にステップ4/鼻周りは外から中、下から上に鼻周りのパッティング。凸凹が多い小鼻はコットンを中指の上に乗せ、人差し指と薬指で挟むと細かい部分まで上手にパッティングできます。外側から中側、下から上へ行ないます。
ステップ5
ステップ5/目元はコットンでパックする
ステップ5/目元はコットンでパックする最後に目元。
たっぷり化粧水を染み込ませたコットンを両まぶたの上におき、30秒~1分。目尻のシワやくすみ、クマにも効果があります。

適切な使用量

目安は500円硬貨ぐらい。ケチらずたっぷり!!が原則。

使用量は500円玉くらいを目安に
化粧水の適切な使用量は、商品にもよりますが大体500円玉程度、容器を6~8回振ったぐらいが目安。量が少ないとコットンや手のひらとの摩擦で肌が傷つき、肌トラブルの原因になってしまうので注意が必要です。

コットンを使用する場合は、裏側が透けるぐらいたっぷりと染み込ませましょう。パッティング中に量が足りないかな?と感じたら、その都度補って潤いを補給!! パッティング後にもコットンには水分が残っていますが、化粧水に含まれる有効成分はパッティング中にしっかり肌に吸収されているので安心です。

手のひらでつける場合は片手のひらからこぼれない量を2回分、やさしく丁寧に肌に浸透させます。ただ、化粧水はこぼれやすいので、コットンを使った方がムダなく使いきれるのでおススメ。コットンでパッティングした後に、両手のひらで顔を包み込むハンドプレスで肌にじっくりなじませるとよいでしょう。

手のひらとコットン

両方の長所を生かしつつ、コットン×手のひらのダブルケアがおススメ。

化粧水を肌につける場合、あなたはコットン派?それとも手のひら派?

化粧水のビンや箱などに指定されている場合は別として、コットン、手のひらどちらにもスキンケアに役立つポイントがあります。

ただ、衛生面やムラなく肌に浸透させるためには、やはりコットンを使うのがベター。たっぷり染み込ませたコットンでやさしくパッティングすることで、化粧水に含まれる有効成分が肌の中にしっかり浸透していきます。また、乾燥が気になる場合はコットンにたっぷりローションを含ませパックすることで、肌に優しい潤いを補給することができます。 使用するコットンは、肌にやさしく品質のよいものを選びましょう。
手のひらで肌にやさしくより成分を浸透させる
手のひらで肌にやさしく、より成分を浸透させる一方、手のひらを使うと化粧水が温まり、肌にやさしい温度になります。また、顔に直接手を当てることで温もりが毛穴を開かせ、より浸透しやすくなるというメリットも。

両方の利点を生かすには、コットンでのお手入れ後に両手で顔をしっかりと包み、肌を温めながら化粧水が浸透していくイメージを思い浮かべましょう。このハンドプレスのひと手間で、化粧水の浸透度もグッと高まります。

化粧水の選び方

理想の化粧水と出会うには、まず自分の肌を正確に分析すべし!!

まずはサンプルで試してみよう
肌の状態は季節や環境、ストレスなどにより日々変化します。こうした状況を考慮に入れながら、肌に合うものを探し出すことはなかなか困難。各社から値段も種類も様々なものが出されている中、可能であればまずサンプルで肌との相性を確認するのもひとつの方法です。

肌トラブルを起こしやすい敏感肌の方は、サンプルでパッチテストを行うことをおすすめします。 パッチテストを行うことにより、「化粧水が合わない」といった肌トラブルを回避することができます。

化粧水を選ぶ際は品質にこだわるのはもちろん、毎日たっぷりと使える量と価格のバランスが取れているかどうかも重要。どんなにいい成分が入っていたとしても、もったいないとケチケチ使っていたのではせっかくの成分も生かされません。

また、化粧水には美白やエイジングケア、ニキビケアなど目的に合わせた成分が含まれているものも多く、自分の肌の改善したい部分をしっかりと見極めることも重要。肌に直接触れるものですから、添加物や香料が入っていないものを選ぶようにしましょう。

自分の肌タイプやお悩みをしっかり分析した上で、コストパフォーマンスにも納得できるものを選ぶことが大切。洗顔後最初につける化粧品ですから、適当に選ばずじっくり吟味しましょう。

化粧水オンリーは危険

乳液・クリームには意味がある!!化粧水だけケアは危険がいっぱい。

「オイリー肌だから洗顔後は化粧水だけ」「朝は化粧水だけで十分」と思っている方はご注意!! そのケアだけでは化粧水が肌の水分を引き連れて出て行ってしまい、ますます乾燥→皮脂過剰になる危険性があります。

化粧水の上にそのままファンデーションを塗る方もいますが、ファンデーションには保湿効果はないので水分は奪われるばかり。日中は乾いた外気や冷暖房にさらされ、ますます乾燥がすすみやすくなりますので、朝のケアも重要です。

化粧水でたっぷりと水分を補ったら、乳液でさらに肌を柔らかくしつつ水分を閉じ込めることが潤い肌への第一歩。
せっかく製品の選び方やつけ方に力を入れても結果が出ないことになってしまいますから面倒くさがらず、スキンケアはしっかり順序を追って行ないましょう。

1回つけて終了はNG

ケチ厳禁!!二度付けテクニック&シートマスクで潤い肌に変身。

化粧水は頬や額など面積の広い場所から順につけていき、乾燥が気になる部分はさらに二度付けを。また、顔全体の乾燥や冬場などにはシートマスクも有効です。


市販のマスクを使用してももちろんOKですが、縁のないタイプのコットンに指が透けるぐらいたっぷり化粧水を浸し、1枚のコットンを2~3枚に分けて顔にペタペタと貼るだけで簡単シートマスクのできあがり!! 5~10分間じっくりと肌に浸透させ、その後通常のスキンケアを続けましょう。

化粧水で顔表面をサッとなでるだけでは水分はなかなか浸透しません。ケチらず、量も時間もたっぷり使うことが何より大切です。ビン一本を大体1ヶ月で使い切るのを目安に、朝晩のケアをしっかりと行ないましょう。

コットンの間違った使い方

やさしく、たっぷり。正しいコットン使いが肌荒れを防ぐ。

化粧水を肌につける際、あなたは手でつける派ですか? それともコットンでつける派ですか?

一般的には衛生面とムラなく顔全体につけられることから、コットンに化粧水を含ませる方が望ましいとしている化粧品メーカーが多いよう。しかし、コットンもポイントを押さえないとかえって肌を傷つけたり、敏感肌の方は肌荒れの原因にもなりますから注意が必要です。

コットンに化粧水を十分含ませない状態で使用すると、肌を荒らしてしまいます。コットンを挟んだまま手を下に向けてもコットンがはりついて落ちないぐらいの量、たっぷりと化粧水を含ませましょう。
その後、毛穴の向きにあわせて下から上へ、こすらないで肌に押し戻すようにやさしくつけていきます。

しっかり肌に浸透させたいとゴシゴシ強くこするのはNG!! ふき取りタイプのものを使う際も、あくまで肌の上を滑らせるように軽い力でふき取ることをおススメします。