お役立ちコラム 一覧

化粧水をつけた後は

スキンケアのきほんは水分→油分。潤いを閉じ込めるケアも重要。

スキンケアの基本は、肌の水分と油分のバランスを正常に保つこと。水分を十分に与えた後、自分の皮脂が足りないようなら油分を与えて潤いが逃げないよう蓋をすることが必要です。

そのため、化粧品も基本的には水分→油分が多いものへと使っていくのが鉄則。化粧水の後は美容液→乳液→クリームといった順番で使えば、水分や有効成分が肌によく浸透して効果が十分に現れます。「乳液はベタベタするから嫌」「基礎化粧品は化粧水と乳液しか持っていない」という方もいらっしゃるでしょうが、それぞれの化粧品には肌を健康に保つための役割があり、正しく使うことでメイクののりや見た目も変わってきます。
お肌の状況に合わせて取捨選択する
お肌の状況に合わせて取捨選択する肌タイプはもちろん、季節や職場環境といった周囲の状況、肌のお悩みに合わせ、スキンケアを正しく取捨選択 (しゅしゃせんたく)することも重要です。

エイジングケアタイプ

年齢に負けない美肌づくりの第一歩。

多くの女性が年齢を重ねるとともに、自分のお肌の変化を感じ始めます。
今までなかったシミやシワが増えてきたり、肌がくすんできたり、ハリがなくなってきたり・・・。
エイジングケアとは、そういったシミやシワ、乾燥などの加齢による悩み(エイジングトラブル)をケアしていくことをいいます。
年齢に関係なく、自覚症状を感じた頃がエイジングケアの始めどき!

早めの対応で若々しいお肌を保ちましょう。

【エイジングケアにおすすめの成分】

○セラミド
肌の潤いを保つ(乾燥を防ぐ)、シミ・シワのケア、肌の保護作用

○ヒアルロン酸
高い保湿力 肌の弾力とうるおいをキープする

○コラーゲン
肌の弾力と柔らかさを保つ

○ビタミンC誘導体
美白効果、毛穴の引き締め、ニキビ予防、シワ・たるみのケア

 

ニキビ肌用タイプ

「何もつけない」は逆効果。ニキビ肌専用の化粧水で潤いをしっかりチャージ。

ニキビにお悩みの方の中には化粧品に含まれる油分が気になって洗顔のみで済ませる、という方もいらっしゃるようですが、肌の調子を整えるためにはニキビ用の化粧水を使った方が賢明。

ニキビ肌用の化粧水として販売されているものは一般的な化粧水より超低刺激性で、肌に負担をかけすぎないのが特徴です。中には殺菌作用と表面の薄い角質を取り除く効果がある商品も発売されていて、ニキビの原因となるアクネ菌と戦いながらニキビができにくい肌に導いてくれる優秀なものも。参考)詳しいニキビケアはニキビSOSにて
ニキビ肌用タイプの化粧水
上にも書いたように、ニキビが増えることを気にして肌に何もつけないのは逆効果!! 乾燥した肌は自らの力で肌表面を守ろうと、必要以上に皮脂を出しすぎてしまいます。この皮脂がまたベタつきやザラつきの原因になり、新しいニキビを発生させる悪循環に陥ってしまう危険性も。

油分ではなく肌に必要な水分をたっぷりと与えるために、専用の化粧水を正しく使うことがニキビ肌から脱却する一番の近道です。

美白タイプ

輝くような白肌へ!!美白成分をじっくり浸透させて。

美白アイテムといえば美容液やエッセンスを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、近頃は美白タイプの化粧水もなかなか優秀です。ビタミンCやアルブチンというホワイトニング効果のある成分を配合した化粧水は、美容液などと比べると値段も手頃でたっぷり使えるのも魅力。毎日使うことで紫外線などによって起こるシミも予防でき、しっとりと潤った白肌に導いてくれます。

美白タイプの化粧水
今や紫外線ケアは夏だけでなく、一年を通してしっかり意識すべきスキンケアの基本。日焼けしたかな?と感じた時は美白化粧水をたっぷりコットンに染み込ませ、コットンを2~4枚に裂いて日焼けが気になる部分に乗せるコットンパックがオススメです。肌のくすみや黒ずみが気になったら美白効果の高い化粧水をお試しください。飲む日焼け止めと言われるサプリメントなども併用するとよいとおもいます。参考)若肌SOSで飲む日焼け止めについての知識を学ぼう

 ~ちょこっとアドバイス~ ビタミンC誘導体やハイドロキノンという成分がメラニンの産生を抑えるとされています。

プレタイプ

基礎化粧品の効果を120%発揮しやすくするベースケア。

プレ化粧水とは洗顔後の肌を滑らかに整え、その後つける基礎化粧品の美容成分を確実に届ける浸透ルートを作るためのスキンケアベース。洗顔後も肌に残る水道水中の水アカや塩素化合物などをはじめ、毛穴を覆う頑固な皮脂も取り除いてくれるので、洗顔後の肌をよりクリアに整えることができます。
プレタイプの化粧水
必ず使わなくてはいけないものではありませんが、いつもの化粧水だと適量をつけても物足りない方や、水分不足・毛穴の開きが気になる方はプレタイプものを使ってみるといいかもしれません。スプレータイプで気軽に使える商品も多く発売されていますので、自分の肌タイプに合ったものをチェックしてみましょう。

拭き取りタイプ

ザラッとしたら要注意!!古い角質は拭き取り化粧水でクリアに。

拭き取りタイプの化粧水
ターンオーバーの乱れや洗い残しなどにより、皮脂汚れや角質がたまると肌は硬くなります。こうなるとせっかくの化粧水や乳液もうまく浸透せず、肌トラブルが起こりやすい状態に。

拭き取り化粧水は洗顔後の肌に拭き取るようになじませることで皮脂汚れやザラつきをクリアにし、その後の基礎化粧品が浸透しやすい滑らかな肌に整えてくれます。商品によっては蓄積したメラニンを除去したり、肌のターンオーバーを整える成分が含まれているものもあるので、くすみや日焼け跡のケアに悩む方にもオススメです。

特に夏は皮脂や汗の量が増えて毛穴が詰まりやすくなる上、日焼け止めの洗い残しなど、肌をゴワつかせる危険が多い季節。美白効果を高めるためにも、拭き取りタイプで古い角質や肌の汚れをスッキリと取り除きましょう。

ちょっとお高めな対面販売用スキンケア用品であるゼオスキンヘルスやエンビロンシリーズの化粧水はトーニング(古い角質を除去)する化粧水がおおいですね。

収斂(しゅうれん)タイプ

厚い季節におススメ!!気になる毛穴をキュッと占めるサッパリ化粧水。

収斂タイプの化粧水
化粧水には保湿を目的とする「柔軟化粧水」の他に、引きしめを目的とした「収斂(しゅうれん)化粧水」があります。
収斂(しゅうれん)タイプはアルコールの配合率が高く、清涼感のある使い心地が特徴。皮脂や汗の分泌を抑え、毛穴を引きしめて肌表面の血行をよくしてくれる、暑い季節にこそ使いたいコスメです。

使用の際には、洗顔→柔軟化粧水→乳液→収斂(しゅうれん)化粧水→美容液(クリーム)の順に使うのがおススメ。乳液の後に使うと脂浮きが抑えられ、その後の美容液の浸透もよくなります。また、パックやマッサージで毛穴を開いた後に使うのも効果的です。

使い続けることで毛穴の開きが改善できますが、アルコール分が多く脱脂力が強いので、敏感肌の方や乾燥肌の方は肌トラブルが起きる危険性も。自分の肌の状態をよく見極めた上で使用することをおススメします。

アルカリ性タイプ

ゴワゴワ肌はアルカリ性で柔らかく!!肌荒れの季節にもおススメ。

人間の体はアルカリ性を保つようできており、余分な酸は汗や尿として体外に排出されます。
汗腺がある皮膚が弱酸性なのはそのためです。
アルカリ性タイプの化粧水
皮膚の表面を形づくるタンパク質はアルカリで軟化する性質がありますので、角質がたまり固くなった肌を柔らかくするには、アルカリ性タイプを使うのもおススメです。アルカリ性温泉が「美肌の湯」として多くの女性に喜ばれているのも、肌がしっとりと滑らかになる効果があるから。

アルカリ化粧水には角質軟化作用に加え、皮膚の新陳代謝を助け、乾燥を防いで肌に潤いを与える効果もあります。角質がたまって固くゴワゴワになったトラブル肌や、肌の荒れやすい秋~冬にかけてはアルカリ性タイプの化粧水がおススメ。クレンジング後のふき取り化粧水としても活用するとよいでしょう。

植物性タイプ

自然の香りとやさしい使い心地も魅力。

植物性タイプの化粧水
アロエ、ヘチマ、ヨモギ、ユズやハーブなど、肌に良いとされる植物のエキスを配合した化粧水も近頃人気。

中には化学薬品、人工香料、動物性成分などを使わず、契約農場で栽培されたオーガニック植物を原料に作られている商品もあり、自然の力で肌の健康を保つこだわりが凝縮されています。

これらは古くから国内外で庶民的な伝承植物としてスキンケアに使われてきた植物の特性を生かしたもの。自然素材の香りも含め、肌だけでなく心も癒してくれると愛用している方も多いようです。

自然のものなので肌なじみが良いという特徴はありますが、植物は人によってアレルギーを起こす可能性もあり、使いはじめには注意が必要です。まず少量を腕の内側などに塗って反応を見るパッチテストを行なった後、問題がなければ顔につけるようにしましょう。

化粧水をつけた後は

スキンケアのきほんは水分→油分。潤いを閉じ込めるケアも重要。

スキンケアの基本は、肌の水分と油分のバランスを正常に保つこと。水分を十分に与えた後、自分の皮脂が足りないようなら油分を与えて潤いが逃げないよう蓋をすることが必要です。

そのため、化粧品も基本的には水分→油分が多いものへと使っていくのが鉄則。化粧水の後は美容液→乳液→クリームといった順番で使えば、水分や有効成分が肌によく浸透して効果が十分に現れます。「乳液はベタベタするから嫌」「基礎化粧品は化粧水と乳液しか持っていない」という方もいらっしゃるでしょうが、それぞれの化粧品には肌を健康に保つための役割があり、正しく使うことでメイクののりや見た目も変わってきます。
お肌の状況に合わせて取捨選択する
お肌の状況に合わせて取捨選択する肌タイプはもちろん、季節や職場環境といった周囲の状況、肌のお悩みに合わせ、スキンケアを正しく取捨選択 (しゅしゃせんたく)することも重要です。